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2009年12月 3日 (木)

奇跡の人

わっぽメンバーひとみちゃんが教えてくれた講演会に行ってきました

東京農大の会場に向かう人の中には学生に混ざって一般の方も結構いました。

会場入り口で、

「学生の方はそのままお入りください」

と声をかけられ、

 このままスルーしていいのか  どうなんだ俺  」

という湧き上がる好奇心をぐぐっと押さえ、一般受付 

開始時刻には超満員となって木村秋則さんが壇上へ。

のっけから

「私のやっている自然農法は、超単純で超複雑なんです」

言わんとすることがちょと分かるような。

様々なデータや比較写真を紹介してくれました。

☆まず日本の農業の現状は・・・・

●日本は農薬の使用量世界一
●海外からの渡航者用パンフには「日本の野菜は極力食べないように」と書いてある
●お米には年間700億円の除草剤が使われている
●1970年から30年間でがんで亡くなる人は3倍に

などなど・・・・

☆続いて化学肥料について

施した窒素肥料はどうなるか?

供給の割合は以下

○作物へ 10~15%
○雑草へ 10~15%
○土中へ 20~30%
○大気へ 40~50%

つまり半分ぐらいが亜酸化窒素となり大気へ放出しているらしいです。
この亜酸化窒素はオゾン層に相当のダメージを与えているそうです。

※さらにCO2の300倍の温室効果もあり、京都議定書でも排出規制がかけられていますね。

※ちなみに化学肥料・農薬は朝鮮・ベトナム戦争が終わって後始末に困った莫大な弾薬をアメリカが転用して作り、日本に販売したという話を聞いたことがあります。

☆さらにきゅうりやリンゴ、お米の腐敗実験では、慣行農法・有機農法・自然農法で育てられたそれぞれをビンに入れて数ヶ月常温保存。

慣行農法のものはドロドロになったり、どす黒くなったり。

有機農法も経過時間によって同じような状態に。

木村さんの自然農法のものは変色・変質なくそのまま。

やっぱり還元電位がめっちゃ高いんですね。

☆木村さんは慣行農法の農家さんに婿入りし、奥さんが農薬で体を壊したのをきっかけに無農薬栽培に取り組み、堆肥を有機へと切りかえ、その後、無肥料栽培に成功した人。

10年の無収入・極貧生活を体験しながらも、絶対に成功させる!という強い信念を貫き通し、死の淵までいって生還してきた人の言葉はずっしり重たい。

「答えは必ずある」

「常識に囚われない」

「バカになれ」

「温故知新」

「活かして生きる」

☆現場で学んだことはどんな学問よりも確かなこと。

木村さん
「学校ではてんとう虫はアブラムシを食べてくれる良い虫と教わっているけど、てんとう虫がアブラムシを食べているところを見たことがありますか?」

学生さんたち
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

木村さん
「てんとう虫はアブラムシを食べません。幼虫時代に1日5~6匹食べるだけでとても天敵にはなり得ません。むしろハエやアブの幼虫のほうが食べてくれます」

「トマトは定植時の工夫で10m伸びます」

「リンゴの葉の穴は虫食いではなくリンゴ自らが病気の箇所を落とす自然治癒力です」

「キャベツや白菜の脇にニラやネギを植えると虫が来ません」

これらは全て木村さんが現場で学んだことです。

「学問分析も大事、だけど全体を見る目を持って欲しい」
「失敗から得た答えが全てですよ」
「大事なものは見えない部分に隠れているものです」

こんな言葉を伝えてくれました。

そして最後のメッセージが一番響いてきました。

「作物は、あなたの優しい気持ちと言葉を待っています」

ちょっとざっくりの報告みたいになっちゃって、本当はもっと書きたいことがありますが、ジャストこれからテレビ東京で木村秋則さんの特集が

著書「奇跡のりんご」とともに(自宅で録画に失敗していなければ)この特集のDVDもお店で貸し出せます~

★平和な世界と子供たちの笑顔を願って★
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