発酵道
初めて寺田本家の「むすひ」を口にしたのは10年位前かな。
へっころ谷にぶらっと立ち寄ってくれた女の子(※今では酒粕料理の研究家として知られる聡美さん)と話が弾んで、
「父が千葉で蔵元やってるんですよ」
とパンフレットを置いていってくれた。
「発芽玄米酒むすひ」
へ~、なんか面白そうなお酒だな。
かる~~い気持ちで3本ほど取り寄せてみた。
「開栓注意」
うわーーブックブクだ。
一口飲んで体中に衝撃が走った。
60兆の細胞が喜んで活性化している。(←けして大げさではなく)
「なんだこのお酒!!??こんなの作っちゃった人に会ってみたい!!」
僕はパンクな生き方をしている人が大好きだ。
常識を覆すにはとてつもない持続力とゆるぎない信念が必要だ。
すぐさま勢いで千葉の蔵元を訪ねちゃった僕を、
寺田本家の23代目当主・寺田啓佐さんと聡美さんは温かい笑顔で迎えてくれた。
しかも大晦日の日に
「いやーすごいお酒を造られましたね!」
「そうですか、私はお酒が飲めないのでなんとも言えないのですが、皆さんにそう言っていただいて。」
「」
そう、啓佐さん、聡美さんを始め、寺田家は下戸揃いだということにびっくり。
そして僕たち家族だけのために蔵の中を案内してくれる。
一年で一番忙しいであろう大晦日の日に
この根性の座り方は本物のパンクだ。
殺菌消毒をしない蔵の中、
備長炭を埋め込んだ麹室、
搾りたてのむすひが入った樽・・・
歩いているだけで気持ちがよくなる空間。
そしてじっくりと話を聞かせてくれた。
体を壊して入院し、健康の要である腸内環境を整えるのもお酒造りも同じだと気づいたこと。
普通の免許では販売できない「むすひ」(※むすひは「その他の雑酒」という分類)
だけどたくさんの人に飲んでもらいたい。
飲んで元気になってほしい、
楽しくなってほしい、
嬉しくなってほしい、
その一心で国税局に何度も足を運んで情熱を伝え、
通常なら何年かかっても許可が出ない厳しい販売免許を異例の数ヶ月で頂いたということ。
「お酒も人も社会も、発酵か腐敗かのどちらしかないんです」
ちょうど僕が畑を始めて韓国の自然農法に出会い、土着微生物に興味を持ち始めた頃。
そして断食効果で腸内環境の変化をもろに感じていた頃。
だから「発酵」のキーワードがめちゃめちゃ響き渡った。
発酵は「生き方」そのもの。
発酵は「道」そのもの。
そんなことを教えてくれた方だった。
その啓佐さんが昨日、肉体を卒業されたとのこと。
お役割り果たしていかれたんですね。
あとは大丈夫って確信されたんですね。
「発酵道」は今でも僕のベストバイブル。
啓佐さんの発酵スピリッツは光となってこの地球を包み込みました。
大丈夫です。
ありがとうございます。
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