このところお客さんや仲間達と選挙の話しばっかりしていて同じようなことを繰り返ししゃべってます。
その話をなるべく分かりやすい言葉で書いてみます。
っていうか、難しい言葉は使えない(笑)
この投票日直前、僕らは「選挙」というものをどう捉えて、ここからどんな動きができるのか。
もしも投票に行くことをためらったり、誰に入れるのか迷ったりしている人がいるなら一つの意見として参考にしてくれたらと思います。
゜。°。°。°。°。°。°。°。゜。°。°。°。
『棄権は沈黙の合意』
臭いものに蓋をして隠していたら余計に腐っちゃっていろんな形で飛び出してきた社会の膿。
原発やTPPや憲法やらの問題が山積みの中で、311以降初めての国政選挙が昨年の衆院選。
その結果(自民の圧勝)に呆然とした人も多いと思う。
実際には自民の比例区の票は1660万票で、民主にぼろ負けした前回2009年の衆院選の1880万票よりも220万票も減ってるんだけどね。
んじゃなんでそんな結果になったの?って言うと、大きな理由に投票率があると思う。
2009年の衆院選の投票率69.3%→昨年は59.3%。
この低投票率の原因、311の原発事故で初めて自分の暮らしと政治が直結して感じられた人たちが、「政治に意見を言う」のではなく「政治不信」の方向へ流れていったんじゃないかと僕は感じる。
でもそれって低投票率を招き、手堅い組織票を持つ政党に有利になる。
だから棄権は沈黙の合意、別にどうなってもOKよってことになるんだ。
すでにマスコミは「自民圧勝」と報道しまくっているけど、投票率が上がれば簡単にひっくり返る話だ。
『白票は伝わらない』
白票=投票用紙に何も書かないで投票箱に入れた票のこと。
「白票で意思表示してきた」と言う人がいるけど、今の集計システムは判別不能文字や余計なことが書いてある票と白票は全部一緒にされて「無効票」としてカウントされているから、「白票を投じた」というその人の主張は全~~然誰にも伝わらない。
「政治不信!って書いてきた」って胸張っている人もいたけど残念ながら誰~~も読んでない。
投票所まで行って白票を投じたり、文句を書いたりするくらいエネルギーがある人は絶対に「よりまし」で選んでしっかり候補者名を書いて欲しい。

『ネット選挙』
あ、ネットで投票できるようになったわけじゃないっすよ(笑)
選挙期間中にネットでできる選挙活動が増えたんだ今回の参院選から。
ただネット選挙は解禁になったけど、ツイッターやFBは考え方が同じ傾向にある人の間を似たような情報がぐるぐる回っているだけで全然外へ外へと拡散できていない。
ちなみに日本人のfacebook人口は1300万人(有権者は1億人)。
そもそもネット選挙って、民主主義を推し進めるため?
決定権を持っている政党が自分たちに有利にならなければ法案は通さないと思わない?
ネット選挙を有利に使いこなすには相当の資金力が必要。
そして大手広告代理店は「ネット選挙はビジネスになる」と踏んだこともあって、ちょっと前まで「ネット選挙解禁!」を高らかに謳っていた。
そしてネット選挙解禁になった今、こんなサイトがいっぱい出てきた→http://www.katsuseijika.com/
そして実際フェイスブックやホームページを広告代理店に運営委託して高額の報酬を支払っている政治家も多いとか。
供託金(選挙に出るために必要な資金)を集めることでいっぱいいっぱいな候補者にはとても真似できない。
そしてネット選挙が解禁になってもツイッターやFBでぐるぐる同じような情報が回っているだけなら痛くも痒くもないことも見積もり済みで法案が通ったんだと思う。
そんな背景がある可能性も踏まえた上で、だけど候補者が選挙期間中にweb発信できるようになったのは確か。
そして僕ら有権者側もできることは増えた。
SNSは大事な情報が一気に廻り廻る可能性もある。
僕らがマスコミとなって伝えていこう。
『ドブ板選挙』
候補者がどぶ板をわたって一軒一軒訪問して回るような形に象徴される地道な選挙を「ドブ板選挙」という。
映画「選挙」に象徴される大政党お得意の選挙戦略。
めっちゃ単純な戦略だけど、街中のポスターの人がリアルに笑顔で握手を求めてきたら、政策云々に関わらずそれだけで「なんかいい人」って思っちゃう人は残念ながらまだまだ数多いみたいだ。
そして投票所の前で「なんかいい人」の顔と名前が脳裏をよぎる。
これを大政党は選挙が終わった翌日から次の選挙に向けてずっとやっている。
『三バン』
選挙には「三バン」が必要と言われる。
「ジバン(地盤)=組織票」、「カンバン(看板)=知名度」、「カバン(鞄)=資金力」の三つの「バン」。
これをすべて持っている候補者・政党と、一つでも欠けている候補者・政党のスタートラインはすでに違う。
その「差」を埋めるには、候補者に惚れ込んだ一人一人、つまり僕らがこれらすべてをカバーする必要がある。

『組織票と投票率』
特定の団体や企業の票を「僕にまとめて入れてくれたら君のところに仕事を回すよ」っていう話だから、そりゃー公然と会社中に選挙ポスターが貼り出されて「わが社の社員は○○党へ・○○候補へ投票するように」なんで社令が出たり、投票日当日に投票所の前に集合させたりなんてことになる。
「でも誰に投票したか分からないんだから自分が支持する人に入れたらいいじゃん」って話になるけど、「仕事減ると困るからね」って調子で深く考えずに言われるがまま・・・って人も多いかもね。
そして投票率が低ければ低いほど組織票を持つ政党・候補者が強くなる。
計算してみたんだけど例えば、
◎ 有権者1000人中、組織票が200人だとしたら、
投票率80%の場合・・・組織票率は全体の25%だけど
投票率40%の場合・・・組織票率は全体の50%に跳ね上がる。
◎1000人中、組織票が300人だとしたら、
投票率40%の場合・・・組織票率は全体の75%にもなる。
でも組織票が薄まれば、候補者はその他大勢の声に耳を傾けざるを得なくなる。
だから投票率が大事、たくさんの人に「選挙に行こう!」と呼びかけることも大事なんだ。
『誰に投票していいか分からない』
これは僕には「自分にとって何が大切なのか分からない」って言ってるのと同じように聞こえる。
争点なんて自分で作ればいい。
自分にとって大切なもの。
それを大切に語ってくれている候補者。
自分が候補者にならない限り、想いが完璧に一致する候補者なんていないに等しいんだ。
「よりましな人」「よりましな政党」で選んでいくこと。
その先に「よりよい政治」があると信じて、じっくりと目を凝らしてほしい。
こんな人だって飛び出してくる時代だ。
https://miyake-yohei.jp/
『想いを形にして伝える』
日本の有権者数は1億人。
本当に国会議員になって欲しい人がいるなら親兄弟、隣近所、片っ端からリアルに語って票を積み上げていこう。
いかに僕らが本気で一人一人に伝えていくことができるかってこと。
伝えていくにはビジョンが必要。
僕らの10年後、日本の50年後、100年後に生まれてくる子供達、連綿と続く青い星・地球。
時代は確かに僕らの意識の鏡合わせのように変容を続けている。
だからこそ、
「ひどい世の中になってしまうから選挙に行かなきゃ絶対ダメだ!」
というトーンではなく、
「未来は僕らの手の中、選挙行こうぜ!」
って語ってほしい。
このNEWスタイルの政治(まつりごと)に参加してほしい、心から。
最後まで読んでくれてありがとうございます。
「選挙行こうぜ!」と呼びかけているたくさんの素敵なみらぼくのサポートショップ・サポートバンドの方々とも、ぜひ選挙の話で盛り上がってね。

みらぼく「未来は僕らの手の中プロジェクト~選挙行こうぜ!」
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