たとえ馬鹿だと言われても
へっころ谷も
普通の飲食店のように
業務用スーパーや
飲食店専門の卸し業者から食材を調達すれば
今の仕入れ原価を40%まで抑えることができます
加工食品を使えば時間短縮になり
人件費も安くて済みます
なぜそれをしないのか?
けんちゃんは元々20代前半までスーパージャンクフードキッズ
1日二箱のヘビースモーカー
昼と夜が逆転したような
めちゃくちゃ不健康な生活を続けていました
人生に目的もなく
ただ遊び呆けて暮らしていたのですが
子どもが生まれてから大転換
とにかく食生活がガラリと変わりました
大好きだったハンバーガーも牛丼もコンビニ弁当も
しばらく食べないでいると
なぜかもう食べたいとは思わなくなりました
するとみるみるうちに
顔つきと性格が変わり
周りの友達も驚くほど
ガサガサだった肌はツヤツヤに
思考はポジティブに
生きる希望や目的も出てきて
「やっぱり人っていうのは
100%食べるものでできているんだな」
と
当たり前のことにようやく氣がつくことができました
「三つ子の魂百まで」
これは
幼い頃に体験した記憶や味覚は一生変わらない
という意味です
僕がジャンクから足を洗えた(笑)のは
元々へっころ谷の創業者である両親が
味噌・醤油・漬物
そしてほうとうで育ててくれたおかげだと思っています
だから僕は
このお店を継いだ時に決めました
「いくら手間や原価がかかっても
本物の味を守り続けよう」
へっころ谷には
離乳食が始まったばかりの子も来る
妊娠中のママさんも来る
そしてへっころ谷のご飯を食べて
幼い頃のお母さんの味を思い出す人は
僕がそうだったように
きっとその人の何かが変わり始めるんじゃないか
ずっとそんな想いで
日々食材を選び
畑では種を蒔き
調味料を手作りし
粉から手打ちをしています
普通の飲食店を経験してきたスタッフ達は
「こんなものまで手作りしてるんですか?」
とびっくりします
タレやドレッシング
揚げ物や煮物まで
いくらでも業務用で安く手に入りますからね
同業者からも
「そんなんじゃ全然儲からないでしょ?」
と言われます
でもいいんです
まだ幼かった子達が
今では自分の子どもを
へっころ谷へ連れて来てくれる
その光景を見ているだけで
馬鹿なやり方と言われても
本当に続けてきて良かったと
心から思えるのです
途方もなく時間も原価もかかるけど
「美味しかったよ」の一言と
空になったどんぶり
それが僕の元氣とやる氣の源です
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